DETAIL
泉州尺八工房 1尺8寸 TypeA(タイプA)【琴古】シリアルNo.23706
■本体価格¥385,000-(税別)(税込価格¥423,500-、消費税:38500-)
TypeA(タイプA)とは
泉州尺八工房の理想と全技術を余す事なく注ぎ込んだフラッグシップタイプです。楽器に支配されずにあなたの思った通りにコントロールする事が可能です。過敏と感じるかも知れない迄の超高速レスポンス、圧倒的などこまでも懐の深いダイナミクス、開放的で芳潤な倍音は演奏者の感性を刺激します。多くのプロ演奏家がこの楽器を選ぶ理由は、「思い通りに自分の意思が表現出来る」それがプロである為の生命線であるからです。
TypeAの特徴はなんと言っても「音の立ち上がりの良さ」すなわちゼロからの音の立ち上がりもコントロール可能です。例えば、もし我々が普段使う「声」も思ったタイミングで発音出来なかったらまったく喋り辛いのは想像がつくと思います。尺八においてもいつ音が鳴るかがコントロール出来る事はそれ程重要なのです。実は特長的な管尻のホーン形状も音の立ち上がりをスムーズにする為の形状です。
TypeAは「ターボ尺八」「スーパー尺八」などと、いわゆる大音量を出す為の楽器だと思われがちですが、実は静かな演奏を可能にする楽器でもあります。工房代表であり製作者の三塚幸彦が率いる「遠tone音」の演奏に結実しています。本当に静かな表現が出来る尺八=性能の良い尺八ですので大音量での演奏も可能となります。
2018年の芸術祭大賞をこのタイプAを演奏して受賞した虚無僧尺八の善養寺惠介氏が「尺八に特別な個性はいらない、自分の意思のままにコントロールできる真っ白なキャンバスのような尺八が必要なのだ」と語るように、これまでの吹くだけで何らかの世界観を勝手に作り出してくれる尺八とは異なり、楽器として自分の意思を反映させようとするプロ尺八演奏家の間で広まり、今や尺八の基準とされつつあるモデルです。
5孔のままで大甲のツや、そのほか一般的な尺八では不可能な発音が可能です。
製造年: 2024年
Key: D
重量: 約326.8g
歌口周り外径: 直径約32.5mm
指孔サイズ: 約12.9mm
歌口デザイン: 琴古(※都山/琴古共に性能は同一で違いはデザインのみになります。)
シリアルナンバー:23706
付属品:クリーニングスワブ、グリス、歌口キャップ